homeオランダ歳時記>2003.11.11
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SintMaarten2




<SintMaarten>

ここオランダでは、毎年11月11日をSintMaartenの日と言います。

午後6時頃から8時頃まで、子供達が近所の家を訪ね歩きます。ハロウィンのように仮装はしませんが、ランプ(提灯)を持って数人連れ立っています。そして訪ねた家の玄関先で、「Sint Sint Maarten,...この後はオランダ語なので判別不能」と20秒程度、歌を歌ってお菓子をもらい去って行きます。

これが、2時間の間に100回以上も続くため、対応する手間もお菓子代もバカになりません。家のお菓子ばかり持って行かれるのも癪なので、下の子を連れて他の家を回った時の写真を添付しておきます。画像が暗いですが、夜なのでご勘弁を。基本的に親達は、一緒に歩き、少し遠くから見ています。

どうして、こんな風習になったのかオランダ人に聞いてもはっきりとした答えは返って来ませんでした。昔、マーティンと言う人が居て、自分の衣服やら食料を貧しい人達に配ったからだとは言われました。何故11月11日なのか、どんな人だったのか、などと聞いても答えは、'I don't know.'でした。まあ、私も二十四節気について説明しろと言われたら'I don't know.'と言ってしまうでしょうが。

次回は、11月16日のシンタ・クロース(サンタでは無い)について書きます。

▼SintMaartenについて日本語の解説
http://member.nifty.ne.jp/highway/holland/jword/maarten.htm


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